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社名:株式会社サカワ
氏名:坂和 寿忠
肩書:代表取締役社長
生年月日:1986年6月18日
出身地:愛媛県
趣味:子育て、旅行
その他に、社員と共に会社を通して幸せになる働き方を模索していて、週休135日制度やスポーツ手当、社長と社員の社内ラジオなど変わった福利厚生も取り入れている。
私は姉二人の末っ子長男として坂和家に生まれて来た為、両親や祖母(前社長)の大きな期待を背負って生まれてきました。なので、"黒板"という名前を付けたら、将来仕事を取りやすくなるんじゃないのか?という意見が出たそうで、あやうく坂和 黒板 という名前になるところだったそうです。(母がさすがにいじめられるとかわいそう、ということで止めたそうです。)
結果、初代社長 富忠 3代目社長 寿々子の名前をとって、寿忠(としただ)と命名され、生きてきましたので、生まれた瞬間から黒板屋を継ぐ、という宿命がありました。
幼少期~中学時代までは勉強など厳しく教育されました。良い学校を出て周りに自慢をしたいという親のエゴがあり、進学校に入ることが最優先で、僕自身のの個性ややりたいことなどに向き合ってもらえませんでした。高校でいよいよ自分の進路を決める時も後継ぎが前提だったので、全て決められしまい、敷かれたレールの上を歩くしかない辛い学生時代を過ごしました。本当は考古学者になりたいという願いがありましたが、全く取り合ってもらえませんでした。
大学を卒業後、新卒で株式会社サカワに営業マンとして入社します。大学在学中には改めて、自分の一生の職業を黒板屋として良いのであろうかという思いも巡ってきました。
少子化が加速し、業界としてこの先厳しいという話は聞いていて、古めかしてく先細りしていくようなこの業界でやっていけるのかと思っていました。一方で昔から先祖代々やっている黒板の価値が落ちてしまっている、ということに対して寂しさも感じていましたし、自分が何とかできないかという思いはありました。しかし、社長の倅という立場もあり、あまり不用意な発言をすると後ろ指を刺されたり、良い気をしない社員さんも当時はいたので、まずは目の前の仕事を誰よりも早く覚えて、成果を出すことを数年間は集中し、社内でのトップセールスになり一定の評価を得ることに成功しました。努力は人の3倍、成果は2倍を上げないと社長の息子は認められません。
既存の事業である一定の成果は残したものの、前述した通り、創業当初から行っている黒板単体の販売は少子化の影響で学校が減ったため、同業者との競争が激化して価格下落が止まりません。そこで、2013年に東京駅のプロジェクションマッピングから着想を得て、黒板のチョークの部分(アナログ)とプロジェクターの映像(デジタル)を掛け合わせ、“ハイブリット黒板”の構想を思いつきました。既存の黒板にプロジェクターからプロジェクションマッピングする仕組みです。
授業のたびに、すべての板書を0から書くのでなく、映像とチョークを組み合わせ、あらかじめ資料をプロジェクターで映し出し、必要な部分にチョークを書き足していくという手法で授業を行います。
デジタルとアナログのハイブリッド黒板は黒板業界や自社の未来をきっと変えると強く思ったのですが、頭で考えるのと実行するのでは雲泥の差で、そもそも元々アナログ企業がデジタル分野を取り入れること自体が非常にハードルが高かいことです。自社に知識を持った人もいなければ、賛同者もいない、むしろ後継ぎの勝手な行動として、チャレンジは懐疑的にみられ、理解を得ることは出来ませんでした。そこで、自身で外部の開発会社で協力をしてくる企業を方々探し回り、ここだ、という企業さんを見つけてきました。そして夢を実現できるための見積もりを算出してもらったところ、2000万円掛かることが判明しました。しかし、もちろんそれに掛けられるお金はどうひっくり返ってもなかった為、自ら営業で開発費用をねん出できる案件を受注し、どうしてもやらせて欲しいと上の役員を説得し。開発にこぎつけました。
昨今、様々な技術革新が起き、既存の技術や製品が消えゆく現代において、今までの黒板を無くすのではなく、良いところを"活かす"ことに重きを置いています。世の中にいまだに残り続けるものには必ず残っている意味があり、新しく色を上から塗りつぶすのではなく、価値をもう一つの乗っけて既存も活かしていくということにこだわりを持っています。その影響もあってから、昔からやっている黒板単体の販売枚数も伸びております。ユーザーさんに会社のモノづくりに対する姿勢が評価されている結果だと思います。そのために、教育現場に赴き、先生からのニーズをキャッチして製品開発に落とし込むことを常に続けています。
黒板業界という参入障壁が高く、高齢化した経営者が多い業界です。黒板とデジタルを掛け合わせた製品は、今までの歴史を繋ぎながら、未来にも進んでいるため、そのストーリーに共感する先生が多くいらっしゃいます。またデジタルが苦手な方でも授業で使うことができるため、教育業界の中で大きな評判を呼んでおり、他社と大きな差別化が成功し、高付加価値で高い利益を生み出しています。
▼古くからある黒板が新風を巻き起こすなんて
今では、ずっと愛してきた黒板そのものの社会的な価値を再度上げることが出来またと自負しています。
この時代でも授業の中心には黒板が据えられていて、「まだ黒板なんて学校で使っているの?」という疑問を持たれる人も多いですが、デジタル技術を組み合わせることが存在意義が逆に増しています。
減衰していくはずの産業自体を上げていくことは、業界全体にとってもプラスなことで、他社の競合の黒板メーカーさんからも我々の活動を支援したり、協力する会社が出てきています。
また、企業理念(「黒板屋であり、挑戦屋」)にも掲げているように、“黒板屋”という存在を少しずつ全国の方々に認知してもらえていることです。黒板屋さんなんて職業がそもそもあるんだ、ということをよく言われていましたが、最近だと「あ、ニュースでみたことある」とか「黒板屋で挑戦している会社って面白いね」という風に好意的に受けとられることが多く、業界全体に対しての認知が上がっていることは心から嬉しく思っています。
▼少子化で学校数が減るなか、過去最高売上を記録
日本では全国の自治体で学校の統廃合が進み、35年前の1989(平成元)年と比較すると小学校の数は約2割、中学校の数も1割ほど減っています。30年ほど前までは全国に100社以上あった黒板メーカーも、現在では30社程度まで激減しています。そんな中、黒板メーカーの弊社は今期過去最高の18.6億円を売り上げました。
老舗企業にも関わらず、ベンチャーのような姿勢で新しいことに挑戦していく姿は、地場産業、伝統産業など古くから継承されている経営者の皆様にもモデルケースとして参考になっているかもしれません。
それも私が就任してからずっと行動指針として掲げている「まずやる、じっちょく、あたらしく」という、とりあえずやってみよう精神が社員にも浸透し、会社全体で社会に良いモノを届けていこうという姿勢に繋がっていることが功を奏しています。私は老舗企業にありがちなトップダウン会社をやっていくつもりはなく、社員と共に人生を歩んでいこうという会社の流れを作っていけたことが成功してきた一番の秘訣だと考えています。
2024年現在は創業104周年を迎え、月1週休3日制度導入や自己申告年俸制など社内の働き方改革も意欲的に進めてています。
今後は社会問題になっている教師の不足や重労働問題にも着手していきたいと思います。文科省が進める一人一台のタブレットを配布するGIGAスクールを推進するべく、タブレット用のアプリの開発に着手していて、課題の配布や提出管理を簡単にし、先生方の業務負担軽減にも従事していきます。
また2024年10月に「SENSEI SONIC(先生ソニック)」という先生方限定の音楽フェスも自社で開催し、全国の頑張っている先生方に参加していただき、音楽を通して生徒に向けてメッセージを届けてもらう企画も進行中です。
https://senseisonic.sakawa.net/
そして将来、黒板が技術革新により、無くなっていく時代も当然訪れますし、それは必然だと思っています。
その為に“次世代未来黒板”の構想・開発にも既に着手しており、さらに教育現場が良くなり、教育ビックデータなども蓄積して、先生の働き方改革にも寄与できるよう、教室の未来をこれからも提案し続けられる会社に進化していきます。
社名:株式会社サカワ
本社所在地:愛媛県東温市南方2215-1
設立年月日:1919年11月15日
資本金:3000万円
従業員数:26名
HP:https://www.sakawa.net/
事業内容:学校向けに黒板、電子黒板の開発、製造、販売を行っているメーカー。愛媛県東温市に本社と工場があり、東京支店に営業拠点を持ち、全国に展開している。
「100年以上変わらない黒板の歴史を変えて、授業も、先生も、生徒も、学校も変える。」そんなビジョンを秘めて日々ものづくりに励んでいます。
黒板にちょうどいいをテーマに、学校向けの教育ICT製品を学校に導入し、導入後のサポートまでを行っています。 アナログ(黒板)とデジタル(電子黒板)のハイブリッドな授業・製品をご提案しています。
黒板・電子黒板メーカーの株式会社サカワ(愛媛・東京/代表取締役社長 坂和寿忠)は、創業から100年以上、学校用黒板を作り続け、2016年に老舗黒板メーカーならではの黒板専用プロジェクター「ワイード」を開発・販売しました。現在は全国の教室に累計約 10,000台導入されています。
少子化で学校の数が減る中、黒板業界はピンチを迎えていますが、私たちは「黒板のICT化」をキーワードに、100年続いた黒板の授業をデジタルの力でもっと便利に、もっと魅力的に変えてみせます。
創業1919年の老舗黒板屋として、“黒板愛”を大切にしながら教育業界を盛り上げるために働いています。
私たちが目指すのは、製品のご提供やアフターケアを通して、【先生方が使いやすく、子どもたちが「分かりやすい」】と肌で感じられる授業を増やすことです。
私たちは学校の先生との付き合いが長く、また、時代とともに変わる授業の様子を100年以上間近で見てきました。先生から寄せられる生の声をもとに、発想・アイデアを、実際に使える形に落とし込んでいます。
黒板・教育ICT機器メーカーです。社員は約26人で、学校の先生方が使う黒板、黒板専用プロジェクターなどの教育ICT機器を開発し、ご提供から導入後のサポートまでを行っています。
https://www.sakawa.net
▼本社所在地
愛媛県東温市南方2215-1
愛媛に本社と工場、東京支店に営業拠点があります。(東京支店で取材可能)
▼売上高の推移
2018年 4月期:5.3億
2019年 4月期:9.0億
2020年 4月期:10.5億
2021年 4月期:14.2億
2022年 4月期:11.9億
2023年 4月期:18.6億
先生が求めているものを追求し、働きすぎとも言われる先生の業務負担を少しでも減らし、喜んでもらえることが私たちの本望であり、働きがいです。
2016年に販売開始した<黒板専用プロジェクター「ワイード」>が現在の主力製品の一つです。
ワイードは「板書と映像の融合」を目指した製品で、授業のたびに、チョークで0から書くのではなく、あらかじめ資料をプロジェクターで黒板に映し出し、その上から必要な部分にチョークで書き足していく、という手法を確立させました。先生間で話題を呼び、全国の教室に累計10,000台導入されました。
【主なサービス・運営サイト】
▼ウルトラワイドプロジェクター型電子黒板「ワイード」
https://www.sakawa.net/wiiide/
▼映写対応サンヤクブルーグレー黒板
https://www.sakawa.net/bluegray/
▼「こくばんにちょうどいい電子黒板」総合サイト
https://www.kokuban-chodoii.jp
▼ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」
https://kocri.com
現在の主要サービスの礎となったオリジナルサービスです。
▼「SENSEI SONIC(先生ソニック)」
https://senseisonic.sakawa.net
先生のカッコよさを伝える!史上初【学校の先生】参加型音楽フェス!
日本で最も黒板に興味を持っている社員が集まっていると思います。
2018年に32歳で就任した現社長・坂和のもと、アナログとデジタルのハイブリッドな製品づくりをモットーとして商品開発・製造をしております。
企業理念は「黒板屋であり、挑戦屋。」です。
黒板屋としての使命を大切にしています。黒板そのものの価値を下げることなく、時代に適合した製品を提供することで、ユーザー様にはもちろん、産業自体もさらに盛り上げていきたいと考えています。
また、「SENSEI SONIC(先生ソニック)」という音楽イベントなど、教育を支えている現場の先生の輝く場所をを作るために、先生向けのイベント運営にも注力しています。
<黒板専用プロジェクター「ワイード」>は、黒板いっぱいに映像が投影できます。「黒板専用」「映像が黒板サイズほどに大きい」プロジェクターは今までになく、教育業界の中で大きな評判を呼びました。
プロジェクションマッピングの技術を応用して、黒板をスクリーン代わりにし、黒板に直接映像を映す仕組みです。黒板の授業をベースにしたまま、デジタルの力で補完できるため、デジタルが苦手な先生でも大丈夫です。
これまでは、例えば先生が教科書の長い文章を板書しているときに、子どもたちは待つ必要がありました。
しかし、ワイードなら板書は一瞬です。子どもたちは集中力が保てるようになり、居眠りが減った事例もあります。
影が出来にくい、板書と組み合わせられる、映像サイズを変えて左右に移動できる、10秒で起動できるなど、大手メーカーが着目しないニッチな機能が好評です。
古いアナログな黒板が、使い方次第で、最新の電子黒板よりも便利になることがあると確証を得ることができました。
他多数
ワイードを活用している学校からは、このような声をいただいています。
「問題文などの映像を一瞬で黒板に映せるから、事前に板書する手間がない」
「映像サイズが黒板と同じくらいだから、後ろの席の生徒からも見やすい」
当社は1919年、愛媛の工場で漆塗り技術を用いて黒板製造を始めました。2024年現在も黒板を作り続けています。しかし黒板生産量は、戦後の教育改革をピークに、少子化の影響で学校の数が減り、価格競争も激化しました。
2009年頃からは海外製の電子黒板の販売を始めましたが、悲しいことに、売ったものがあまり使われていない学校が少なくありませんでした。補助金で購入したものの、電子黒板の多機能を使いこなせないと、納品先の学校から直接言われることもありました。
日々学校業務に追われている先生方が「毎日使う」までになるには、超えるべきハードルがあると気付き、これまでの黒板の延長線上で使えるようなものは何かと考え、黒板の「ICT化」に注力し始めました。
2015年に<ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」>というスマホアプリを開発しました。現在は無料で自由にダウンロードして使えます。iOS版のダウンロード数は累計20万を超えました。
Kocriをきっかけに、【黒板に映像を映す授業】の便利さと効果が認められ、黒板×映像の概念が広がりました。
その流れで、「より大きな映像」が求められるようになりました。黒板を使い慣れている先生からすればもっと広く黒板を使いたいと思うのは当然です。そこで私たちは、プロジェクターに改善の余地があると考え、黒板に投影できるワイードを開発するに至りました。
さらに相乗効果で、プロジェクターの映像が綺麗に映る「映写対応黒板」の需要が高まりました。結果、プロジェクターだけでなく黒板もセットで売れるようになりました。
将来、黒板が技術革新により、無くなっていく時代も当然訪れますし、それは必然だと思っています。
しかし、そこで黒板を無くしては行けません。次世代の黒板の形があるはずで、それは私たちが作っていけるものだと思います。
今、全国には約44万教室あると言われています。その44万教室すべてに弊社の提案するものを残していきたい。ただし、企業本位ではなく、学校・先生ファーストが大切です。先生の働き方改革にも寄与し、先生たちが努力して残してきた経験や教材を無駄にしないように、教育ビックデータを蓄積させる取り組みにも力を入れたいです。教室の未来をこれからも提案し続けられる会社に進化していきます。
今後は、社会問題になっている教師の不足や重労働問題にも着手していきたいと思います。休日の部活動、モンスターペアレント、サービス残業…。うつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員は、2022年度に全国で過去最多の6539人となったそうです。健康や熱意の維持ができないとなると、どんどん成り手も少なくなるのではないでしょうか。だからこそ、先生を元気にし、かつ先生の魅力を世間に発信できるような取り組みが、社会問題を解決する一助となると考えています。
先生のかっこよさを伝えるための先生出演の音楽フェス「SENSEI SONIC(先生ソニック)」を2024年10月に開催。全国の頑張っている先生方に参加していただき、音楽を通して生徒に向けてメッセージを届けてもらう企画です!
応募総数70組の中から、6組が決勝へと進みました。
「まずやる。じっちょく。あたらしく。」を行動指針に掲げています。業務をジブンゴト化できる働きやすい環境づくりが大切だと考え、実用的で面白い制度づくりも心がけています。
フィットネスジムの費用を会社が最大1万円補助。社員の健康づくり、運動習慣づけを目的としています。
チャットツールのSlackで「スポーツ部」と言う専用チャンネルを設け、勤務地に関係なくやり取りをしてお互いのモチベーションを刺激しています。